「ライ王のテラス」から「象のテラス」へと繋がっている。2つ合わせて約300m。テラスを上がったり降りたりしながら写真撮影を楽しんだ。リサーチ不足だったため最初は象を歩かせる路で象のテラスなのかなと思っていたが、どうやら違うようだ(笑) また、テラスから東側に見える連なって建てられた謎の塔「プラサット・スゥル・プラット」も壮観。


象のテラス

象のテラス 3つの頭を持つ象
いったんテラスから降りて正面から撮影。この写真ではちょっと分かりにくいと思うが、3つの頭を持つゾウの鼻が中央の柱となっている。それと外壁のゾウのレリーフにも注目

象のレリーフ2
このへんが「象のテラス」の名前の由来だろう。

象のテラスレリーフ
外壁にもテラス内部にも、見ごたえのある彫刻がたくさん。後で『地球の歩き方』を読み返すと、見逃したものがいっぱい! つくづく心残りが多い…苦笑)
【創建者】ジャヤヴァルマン七世、ジャヤヴァルマン八世改修
【創建年代】12世紀末(13世紀後半改修)
王宮前にある王族たちが閲兵を行ったテラスで、中央の階段には、ハスの花をつむ鼻を柱に模したゾウが3頭、砂岩に刻まれている。・・・「象のテラス」では、ゾウに乗ったゾウ使いたちの躍動感のある姿が見られる。実際にゾウを使った狩りはクメール時代に行われていたようだ。また、ライオンとガルーダが一体化した聖獣のガジャシンハがテラスを支えているが、その表情もそれぞれ異なっている。
テラスの内部に隠された名彫刻
テラス北側の内部には小部屋状の空間があり、保存状態のいい彫刻が見られる。5つの頭をもつ馬、ゾウの鼻で遊ぶ子供、王の馬などの象がある。

象のテラスの「王のテラス」

王のテラス 勝利の門へ続く道
象のテラスの真ん中は「王のテラス」と呼ばれているらしい。階段を上ってみる。

王のテラス
真ん中の奥の方に塔門が見えるのが分かるだろうか? 

王のテラス側から見た門
ここをくぐると王宮で、赤く輝く「ピミアナカス」を拝むことができたはずだ。
王宮の塔門前のテラスは、真正面に勝利の門から続く道が延び、王のテラスと呼ばれている。当時、戦いから戻り凱旋する将兵が王に謁見した場所であり、近隣各国の王を出迎えた場所でもあった。

象のテラスから眺める謎の塔「プラサット・スゥル・プラット」

プラサット・スゥル・プラット
【創建者】ジャヤヴァルマン七世
【創建年代】12世紀末
「綱渡りの塔」という名で呼ばれており、王宮前広場に集まった観客のために塔の間に綱を張って綱渡りを見せたという話があるが、真偽は不明。12の塔がラテライト(土の一種)を主要材料として造られており、王にささげられた宝物などを収納する儀式に用いられたと見られる。
※『地球の歩き方2017~18 アンコール・ワットとカンボジア』より
俺の写真では(小さくて見にくいけど)、5つの塔が連なって写っている。実際目にすると壮観!
所々に生えてる木々もめっちゃデカい。この日、ちょうど下の広場に居た時にスコールに見舞われたのだが、この写真に写ってるデカい木のどれかで雨宿りができた。


象のテラス 終点

象のテラスを歩く
さすがに本物の象は歩いていないはず…w
でも、象も歩けそうなくらい広々としていて開放感がある。

象のテラスからバプーオンへ
「象のテラス」終点は、「バプーオン」の入口へとつながる。この時の光景がなぜか、俺の中ではとても印象に残っている。

ジャヤヴァルマン七世によってあえて、「象のテラス」が前時代の遺跡である「バプーオン」(創建者:ウダヤーディティヤヴァルマン二世)と一体化するように造られたらしい。

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「象のテラス」からは色んな景色が見える。時の為政者の心情さえも、覗きこむことができた。